夕月夜










「ああ、大河くん。エントランス前の床、汚れてるから掃除しといてね〜」


はいっ今やります!


「大河さん!もうっどこ行ってたんですか?衣装のお直し手伝ってくれるって言ってたでしょ?!」


わ、忘れてた・・・いや!ご、ごめんって!今からやるよ!


「タイガー、悪いけどコーヒー三人分作っておいてくれない?宜しくね〜ん」


プラムさん自分でやって下さいよぉ・・ぼくだって今、手が離せなくて・・・あ、行っちゃった。






『モギリに忙しいという言葉はないんだ』


と、いつだったか一郎叔父から手紙をもらったときに教わったけれど、こればっかりは言わせて欲しい。

目の回るほど、忙しいです。










リトルリップシアターでは信長との一戦が終わった後、前にも増して客が入るようになっていた。
あの戦いで星組の団結力が舞台においても更に高まったのだろうか、
舞台評論家も太鼓判を押すほど人気を博していたのだ。


一方、新次郎は亜米利加暮らしにも慣れてきた頃であったが、このモギリという言い換えれば
「雑用」の仕事の忙しなさには未だ慣れない部分もあった。

だが新次郎は持ち前の努力と前向きな姿勢で地道に舞台の裏を支える役として頑張っている。

少なくとも、本人はそう思っていた。



「・・・大河くん?」

「うわ!」


ぼーっとコーヒーを淹れていると目の前にラチェットの顔が現れたので、新次郎は慌てて声を上げた。
そして慌て拍子のまま、コーヒーを注ぐポットを床に落としてしまった。


「う、うわぁっ」

「大丈夫っ?大河くん!」

「あ・・はい、大丈夫です。火傷はして・・・ない、みたいですから」


新次郎は自分の身辺を確認すると、急いでドリンクバー内の布巾を持ってきて
床に飛び散ったコーヒーを拭きはじめた。その様子を見たラチェットは思わず苦笑しながら呟く。


「本当に海軍少尉さんなのかしらね」

「ええっ!ひどいですよ、ラチェットさん」

「ふふ、冗談よ。あなたはもう立派な隊長さんですもの」


今日は夜の部の公演がない日であったので、既にシアター内は静まり返っていた。
いたとしても内部の機密を知る星組だけということでラチェットは少し声を大きくして言った。


「あ・・・ありがとうございます」

「・・・あら?この目の下にできてるのって・・・・・」


新次郎の目の下の異変に気付いたラチェットは、訝しげに少し顔を近づけた。


「ラ、ラチェットさん?あのっ」

「これ、クマ・・・かしら」

「え」


寝不足のときにできたりする、あのクマ。
あれが自分にあるのかと思い、新次郎はそっと目の下に手をやった。


「ちゃんと睡眠とってるの?」

「は、はい。2〜3時間くらいです」

「それだけ?・・・呆れた。日本人はみんな真面目と聞いたけど、本当なのね」


ラチェットは小さく溜め息をつくと、新次郎が淹れていたコーヒーに手を伸ばした。


「これ、プラムが気を利かせて用意してくれたのよ。・・・と言っても、淹れたのは大河くんだけど」

「そうなんですか・・でも何で三人分なんでしょう?」

「ふふ、自分の分も用意しておいて欲しかったのね。ギブアンドテイクというやつよ」


新次郎は少し笑うと、普段なら客が座る椅子にラチェットに促されてゆっくり座った。


「確かに・・・最近、ゆっくりミル・・いえコーヒーを飲む時間なんてありませんでしたから」

「・・・・・大河くん」

「は、はい!」


新次郎はカップにやっていた目線を、ラチェットの方へと切り替えた。
するとラチェットは思っていた以上に真剣な目でこちらをじっと見ていたので、少し身構える。


「つらい?」

「え・・・ あ、今のモギリの仕事の状態が、ですか?」

「え、ええ」


ラチェットは何故か自分でもびっくりしていたようだった。
それもそうだろう、モギリは新次郎にとって仕事なのだから、つらいことがあるのは当たり前だ。
だが、判っていてもラチェットはあえて口に出してしまった自分に、驚きを隠せなかった。


「そうですね・・・・・平和ですから」

「?」

「平和があってこそのこの忙しさですから、逆に嬉しいものだと思います」


まるで質問していることと違う答えが返ってきたかのような、
そんな言葉の行き違いが生じているような感じがした。
それを感じているのはラチェットだけであり、新次郎は普通にコーヒーを飲み始めた。


「・・あのね、そうじゃなくて・・・・」


あなたはどうなのかってことを聞きたかったの、とラチェットが続けようとしたところ
遠くの方から徐々に近づいてくるローラーブレードの音に中断された。


「きゃっふ〜ん!・・・ん〜、コーヒーのいい匂いっ」

「プラムさんお疲れ様です!はい、ちゃんとコーヒー、淹れておきましたよ」

「ありがとタイガー。アタシもコーヒーブレイクにしたいところだけど」

「? 仕事が終わったから来たんでしょう?ゆっくりしていけばいいのに、プラム」

「そうしたいのは山々なんだけど、今日中に終わらせないといけないものがあってねえ」

「それは大変ね・・・手伝いましょうか?」

「いいのいいの!これはアタシの仕事なんだから、二人はゆっくりしてなさいな」

「・・そう?じゃあお言葉に甘えて・・・あっ」

「どうかしたんですか?ラチェットさん」

「お風呂の柵の修理を業者に頼んでおくのを忘れてたわ・・・私としたことが」

「それくらいなら僕が直しておきますよ!」

「いいえ、あれはちょっと特殊なものでね。ほんとに変なところで凝りたがるんだから、サニーは」

「お風呂なら早めに直しておいて欲しいわねん。誰かさんが覗きやすくなったらイヤだもの」

「な、何でそこで僕を見るんですかプラムさん!そ、そそんなこと絶対にしませんですよ!!」

「ジョークよジョ〜ク!ほんっとにタイガーってば可愛いんだからん。じゃあね〜」


二人に軽くウインクをすると、プラムはまた忙しそうにローラーブレードを
鳴らして舞台裏の方へと去っていってしまった。


「・・・さて、と。私もやらなきゃいけないことができたし、この辺で失礼するわね」

「えっ?でもラチェットさん、さっき何か言いかけてませんでした?」

「ええ、そのことなんだけど・・明日、仕事が終わったら支配人室へ来てもらえるかしら」

「? はい、判りました」

「仕事が片付いてからでいいのよ?じゃあ、コーヒーごちそうさま」


新次郎に微笑みかけてから金髪を微かに揺らせて椅子から立ち上がると、
ラチェットは靴音を響かせてドリンクバーから去った。

残された新次郎は小さくなっていくラチェットの後ろ姿を見て
コーヒーを一口飲むと心の中で思った。



ぼく、何かまずいことでもやったんだろうか・・・・・


















一夜明けて、シアター内ではまた忙しく平和な日々が始まろうとしていた。



遅くまでシアターに残り雑用をこなしていた新次郎は、やはり睡眠を少々とっただけで
疲れが全くとれていない状態と言っていいほどであった。

アパートに帰ってきたのは日付の変わった午前一時過ぎ。
それから風呂に入り軽食を取るとなんだかんだ言って三時になってしまう。
シアターの開演時刻は十時からだが、裏方である新次郎は八時の出勤を心掛けていた。


つまり、ここのところ毎日クマをつくるような生活をしていたのだ。





「もう少しすれば仕事も落ち着いてくるんじゃない?ま、モギリに楽されるのもアレだけど」

「それはそうだけど・・・そうだわ。モギリを何人か雇いましょう」

「えぇ?君らしくないねえラチェット。そんなことしたら星組のことを知られる可能性があるだろ」

「あ・・・そ、そうよね。私、どうかしちゃったのかしら・・・・・」

「・・・全く。そんなに大河くんが心配かい?」


サニーサイドは何とも言えないような笑みを顔に浮かべ、椅子から
立ち上がると真後ろに広がる窓から青空を見た。


「ん〜、外はいい天気だねぇ。この分だと今日は一日中晴れなんだろうな」

「・・・・・」


ラチェットとサニーサイドのいる支配人室は冬の日差しが優しく降り注ぎ、
耳を澄ますと小鳥のさえずりが聞こえてくるようななんとも心地良い空間になっている。
もう昼になるというのに、「一日中」という単語を使ったサニーサイドに
ラチェットは少し違和感を覚え、首を傾げた。

サニーサイドは窓にやっていた視線をラチェットに移し、続けて言った。


「君も忙しいでしょ?仕事に戻っといでよ。大河くんのことは任せたからさ」

「サニー・・・・」

「モギリを雇う以外なら、どうするかは君次第。ただし」

「?」

「大河くんはそんなに弱くないはずだ」

「・・私だってそのくらい、判ってるわ。ただ無理して欲しくないだけよ」

「・・・・・まあね。じゃ、宜しく!僕は会議に出掛けてくるから」

「ええ、・・・行ってらっしゃい」


サニーサイドが手ぶらで支配人室から出て行くのを確認すると、ラチェットは
ふーっと深い息を吐いてから近くにある椅子にゆっくり腰掛けた。
天井を仰ぎ見ながらふと思う。


私、こんなに心配性だったのかしら・・・・・





















「ラチェットさん?」

「・・・・・ん」


部屋の照明が眩しい。うっすらと目を開けると、見知った顔がアップで見えた。


「あ、起きられましたか?あの、勝手に入って申し訳ありませんでしたっ」

「・・・大河くん!」


ラチェットは身を大きく起こして新次郎を確認すると、西日が差す窓を見た。
そして自分が昼から今までずっと寝ていたことに気付く。


「ノックしても返事がなくて、でも鍵はかかってなかったので入ったら・・・・」

「私が寝てた、って訳ね」


寝起きで頭がまだ働かないラチェットが肩にかかった髪を退けるのを見て、
新次郎はその仕草に見惚れながらもいらない状況報告を続けた。
もちろん、へへ、っと笑いながら。


「は、はい。あまりにも気持ち良さそうに寝てたんで、起こすのためらっちゃいました」

「・・・・・はぁ」

「え」


思いがけない反応に、新次郎は今までの笑みが消えた。
ラチェットは椅子をくるっと回転させて窓の方へ姿勢をやると、小さな声で呟く。


「ダメね、私って。部下がこんなにも一生懸命働いてるっていうのに」

「ラチェットさん?」

「仕事中に寝ちゃうなんて。今までになかった失態だわ」

「で、でも!ラチェットさんも最近忙しくしてましたし、しょうがないんじゃ・・」


新次郎に背を向けていたラチェットは、またくるりと椅子を回転させ
今度は新次郎の方に姿勢を向けた。顔には微笑を浮かべている。


「優しいのね・・・大河くんは」

「・・・・そんなこと、ないですよ」


後ろの西日に照らされて、新次郎にはピアスと繊細な金髪が余計に映えて綺麗に見えた。
ふと、新次郎は夕日にも目を奪われ、思わず窓の近くまで寄っていった。
ラチェットも椅子から立ち上がり促されるように窓に近づく。


「わあ・・・・・今日は一段と綺麗に見えますね」

「・・そうね、冬は空気が澄んでいるもの」

「・・・・・この夕日は、変わらないんですね」

「?」


ラチェットは不思議そうに、すぐ横にいる真剣な表情をした新次郎を見つめた。


「日本も、紐育も、すごく遠いところにあるのに・・・夕日は変わらずに見られるんですね」

「・・・ええ」

「なんだかちょっと、嬉しいです」

「そうね・・・・・あら、今日はもう月が出てる。ふふ、日本でも同じことを言ってるかもね?」

「『変わらずに見られる』ってことをですか?」

「うん、オオガミあたり本当に言ってそうね」

「あははっ。あ、・・・ところでラチェットさん」

「何かしら?」

「結局ぼくを呼び出した理由は何だったんですか?」

「・・・・ええ、そのことなんだけどね。もう済んじゃったみたいなの」

「えっ?」

「『たまには息抜きしたっていいんじゃない?』って、言おうとしたんだけどね」

「息抜き、ですか?・・・ラチェットさんがそんなこと言うなんて・・」

「おかしい?」

「い、いえ!」

「・・確かに、昔の私なら言わなかったかもしれないわね」

「・・・・・」


ラチェットは目を閉じ、欧州星組にいた頃の自分を思った。
天才と謳われ、それに応えるべく完璧を追求し、任務を全うしていた自分。

ほんのちょっと肩の力を抜けば、こんなにも夕日が身近に感じたのに。

目をゆっくりと開き、新次郎に微笑みかけながら続けた。


「でも、私は変わった。ううん、昴も言ってたように現在進行形で変わってるのかしらね」

「・・・・ぼくも」

「?」

「ぼくも、変わってるんでしょうか。日々を過ごす度に」

「ええ、自分が思っている以上に変わっているものなのよ。ただそれに気付くかどうか、ね」

「・・・まだ判らないです」

「ふふっ、いいんじゃない?大河くんらしく、自分らしく変わっていけば」



二人して笑いあっている頃には、夕日はすっかり沈みきっていた。









「やあ諸君!ここのところシアターは大盛況だね!ってワケで労いも込めてパーティーをしようじゃないか!」


会議から帰ってきたサニーサイドが珍しく皆が揃っている楽屋に顔を出すと、唐突に両手を広げて言った。


「何を言うのかと思えば・・・僕たちは明日明後日と休みだから、羽目を外そうって魂胆かい?」

「まあいいじゃん昴!サニーもたまにはいいこと言うよ!なっ、ジェミニ!」


打ち上げに賛成するサジータは、呆れ返っている昴の肩に腕をかけて酒でも入っているような勢いで喋った。


「ボクも賛成です!わあ、何だか楽しみだな〜っ」

「なんだ?なんだ?パーティーかっ?食いもん出るのかっ?」

「ふふふっ、おじさまのことだからきっと食べ物たくさん出してくれるわよ、リカ」

「やった!リカいっぱい食う〜っ!!」


ハイテンションで回りだしたリカにやれやれと言わんばかりの反応で、しかし満足そうに昴は言った。


「パーティーは今からやるのか?」

「そうだねえ、ラチェットと大河くんが揃ったら始めようか。じゃみんな、屋上サロンに集合ね」

「イエッサー!きゃふきゃふきゃっふ〜ん、料理どんどん作るわよ〜ん」

「にゃうんっ、私も頑張ってお手伝いしますっ」



賑やかな乙女たちの場が広がる楽屋を離れ、一人肩をトントンと叩きながら
サニーサイドは屋上に繋がるエレベータへと向かい、呟いた。


「ホントにお偉方との会議は疲れるからヤなんだよなあ、全く」


単に自分が羽目を外したいから、という理由もあることを知っているのは、サニーサイド自身だった。










「パーティー?」

「それってつまり、打ち上げのことですか?」


それを聞いた二人は、手作業を進めながらもサニーサイドの唐突な話に食いついた。
新次郎とラチェットはあの後甘い雰囲気になる訳にもいかず、ラチェットが寝ていた分の雑務を二人でこなしていたのだ。


「そう。打ち上げ。特に大河くんは頑張ってただろ?だから出なきゃダメだよ」

「で、出なきゃダメなパーティーってあるんですか」

「サニーも素直じゃないものね」


そのやり取りを聞いて、くすりと笑いながらラチェットは一言漏らした。


「ん?なんか言ったかい、ラチェット」

「・・・いいえ、それより場所はどこでやるのかしら」

「すぐそこのサロンでやることにしたよ。ま、いつもと変わらないけどね」

「あ、じゃあ僕、この仕事もう終わりなんでそっちの準備手伝いますよ!」

「あー、いいのいいの。あの子らに任せておいて」

「でもっ」

「今回の公演で一番頑張ってたのは、大河くんとラチェットだろ?パーティーの準備の間くらいゆっくりしてたら」


新次郎はそうですか?とだけ言い、雑務を行っていた手を止めた。
しかしラチェットはついさっきまで寝ていたことに対して罰悪く感じ、まだ手を止めようとはしない。


「だけど本当に頑張ったのは舞台に立つあの子たちだわ。私たち裏方はゆっくりしなくてもいいのよ」

「まだまだお堅いねえ、ラチェットは。もっと気楽に行こうじゃないの」

「本当はオーナーであるあなたが一番しっかりしていないとダメなのよ」

「・・・ダメ出し食らっちゃった。大河くん、助けて」

「ええっ、ぼ、僕ですかあ?」







準備ができたらプラムたちに呼びに行かせるよ、と手をヒラヒラさせてサニーサイドは支配人室から出ていった。
また二人きりになった空間で、会話を切り出したのはラチェットだった。


「まったく・・・ああいう大人にだけはなってはダメよ、大河くん」

「え、は、はいっ」

「・・・なんて。ああ見えてサニーも頑張ってるのよね。こんなこと本人に言ったらつけ上がるだけでしょうけど」


サニーサイドが出ていったドアを見ながら、ラチェットは微笑んで言った。

その微笑みにどこか愛情のようなものが見えた新次郎は、不安そうに聞く。


「・・・・・あの」

「なに?」

「ラチェットさんって・・・サニーサイドさんのこと、すす、す・・・・っ」


『好きなんですか』という言葉だけなのに口にできない自分が更に恥ずかしくなって、顔を赤くしてしまった。
それを悟ってか、ラチェットは両手を前に出し慌てて訂正する。


「な、な何言ってるの大河くん?!サニーは昔からの付き合いで気心知れてるだけで、それだけの・・・」

「・・ホント、ですか・・・?」

「本当よ!だって私はっ」




私は・・・・・大河くんが。


好きですと、今この場で言えた。

言えるはずだった。


だけど言ってしまうと、勿体ない気がしてならなかった。





「・・・・・・ッ」

「?」


新次郎は首を傾げて、ラチェットの百面相に見入っている。

それを見たラチェットはなんだか胸のあたりがきゅうんとなり、
椅子に腰掛けている新次郎の肩にそっと両手を置いて目のあたりに軽くキスをした。



「わひゃあっ!ラ、ラチェットさん?」


かなり近場にいるラチェットに頭が追いつけない新次郎はまた更に顔を赤くした。
ラチェット越しに見える窓から、先程の夕日と共に見えた月が光り輝いて見える。

少し体を離すと、ラチェットは自分にだけ呟くように言った。



「もう少し・・・してからね」

「え?」



そのとき、ドアの向こうからプラムのよく通る声が響いた。


「ラチェット!タイガー!準備オッケーよ〜ん!早く来て来てっ」

「ええ、今行くわ!」

「ラチェットさん・・・?」

「早く行きましょう、大河くん。みんなが待ってるわ」

「は、はいっ」













もう少し。


もう少しだけ、『好き』と伝えるのは待とう。

頼りなくて、おっちょこちょいなあなたに、私の気持ちを。







ラチェットはそのとき、逆に新次郎から『好き』と言われるかもしれない、ということは微塵にも思っていなかった。









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〜ちょいとあとがき〜
初のサクラ小説!こんなんで良かったんでしょうか(書いときながら何よ)。
実は何ヶ月も前から考えていたネタなんですけども、そのとき受験まっしぐらだったので
ネタだけメモって放ったらかしにしてたやつなんです。お陰で今付け足すとワケわかんねえ。(リカ風)
何はともあれ楽しんで読んで下されば嬉しいな、と。