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<銚子沖 カツオのキャスティング>
2001 05/08 05:00−12:00(出港−帰港)

茨城県波崎町 SEA MASTER 第1征海丸

まずは結果から

 釣果はカツオ2.5kg&3.0kgの2本だけでした。ま、へたくそなんですね(^_^)
言い訳
その1 船上でのポジショニングははっきりと釣果に差がでます。(後述します)
その2 今回はジグのシルエット(大きさ&太さ)がセレクティブでした。小さい物、又は細身のものを好んでいましたね。P-BOYの60gでもちょっと大きかった(多分、幅が広かったと思います)みたいです。
ってところですか、毎回言い訳ばっかり。。。

 ヒットは3回有りましたがうち1回はナイロン16lbでやっていました。乗り合い船ということもありドラグはきつめにしてありました。走られたらロッドをまっすぐにして走らせるつもりだったので、横走りされてロッドガイドの抵抗がかかったときにmaxテンションを越えてしまったのです。
 乗合船の場合は多少はじかれても(のりが悪くても)PEラインで強引に取り込まなければいけませんね、反省。
 フックは今回はガマカツの2/0のトレブルを使用しましたが全く大きすぎるっていうことは有りませんでした。完全に飲み込み状態でしたよ。

 そういうわけですので、今回はカツオの動きを考えてみたいと思います。

鳥(カモメ)の群れ

 まず沖に出ると釣り人みんなで鳥を探します。これはベイトフィッシュをカモメが追いかけているからです。そのベイトフィッシュをカツオも追いかけているのです。

 鳥とベイトとカツオの関係はこうです。
カツオがベイトを追いかけます。そしてベイトを下からおそいます。そうするとベイトは水面に逃げます。これが我々がよく見るナブラです。そうすると今度は鳥が水面で逃げまどうベイトを襲って食べちゃうんです。これが鳥山です。これを延々と繰り返しているんです。

 ですからカツオを追うにはどうしても鳥の動きが不可欠になってしまうのです。たとえ1羽でも鳥を見つけたら気を付けて周囲を見てみます。水面近くを飛行している場合は群れの本体が良く見えていない場合があるからです。
 そして鳥の群を見つけたら、群れの下の水面周辺を注意して見ましょう。小魚が飛び跳ねていたりカツオが水面から勢い余って飛び出していないか確認します。

 この水面の変化は舳先に立って高いところから見下ろしている人の方が良くわかります。船によっては船頭もキャビンから出てリモコンで高いところから操船しています。でもその他の人も一生懸命に探しましょう。みんなで探せばそれだけ群れを見つける確率が上がるのですから。

鳥(カモメ)の動きとカツオの動き

 ナブラを見つけたら今度は鳥の飛んでいる方向を見てください。右回り、或いは左回りで飛んでいるはずです。(どっち回りかってのは決まっているのかな?分かりませんが(^_^;) ここではベイトを捕獲するために海面に突っ込んでいる鳥ではなく、なんとなく飛んでいる様な鳥に注目してください。その鳥はベイトの移動方向にあわせて飛んでいるのです。ですから慣れてくると鳥の飛んでいる方向を見ているとその群がどっちへ移動しようとしているのかが分かるようになります。当然カツオもそれに合わせて移動しているのです。

 船の先端に位置できれば右に移動しようが左に移動しようが、どちらへもキャスティングできる事がわかるでしょう。ここで船の左右どちらかに位置しているとキャスティング回数は先端の人の半分以下になってしまうのです。

 今回の釣行においては5人乗船で先端に3人立ち、私はその後ろでしたが立ち位置と逆方向に走られたときには先端の人は3回キャストできましたが私は1回で終わりでした。釣果も先端から順に悪いですね(^_^)。
 ただし、人数の多い時には群れに対して船を横につけてくれるでしょう(多分)。しかしそうすると船首の方向と逆方向に群れが走ると船を立て直している間に群れを見失う場合があるので、船頭はあまり横にしたがらないって事もありそうですね。