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1999/05/17 茨城県波崎町 第2東洋丸 ディープジギング

(4月に大物ヒットするがあがらず!)

薄曇り ポイント水温17度 ほんの僅かに濁り有り
                 (私には澄んでいるように見えたが船頭がそう言っていたので‥‥)
ロッド:ダイコー STS70ML(16ポンドクラス、フルドラグ5,5kg、ジグウエイト90g)
リール:PENNスピンフィッシャー6500SS(ドラグは4kgに調整)
ライン:PE4号(44ポンドテスト)250m
リーダー:50ポンド2m
使用ジグ:はおりジグ160g(船頭推薦)、カラー(グロー、ピンク)+シングルフック7番

 前夜22:30に就寝するが、普段より3時間近くも早く寝ると何故か寝付けない。布団の中でもそもそしていると、いつの間にか3時に!なってしまっている。前夜の記憶はここまで。そして04:10目覚ましのベルで起床するが、眠気は無い。やはり気が高ぶっているのか(おいおい、ガキみたいだぞ)。コンビニで買い物を済ませ(前回食い物を持っていかずにひもじい思いをしたので今回は大量に買い込む)、波崎町の利根川側の漁港、銚子大橋上流の公園(空き地?)の駐車場に05:00集合なので、20分程前に到着して朝飯を済ませる。05:00に船頭が現れ、乗船する。05:20当日のメンバー5人(3人組+単独2人)が揃い、出港!

 利根川から灘に出るときは下げ潮+逆風の東風で2.5m程の波で(しかも三角波のおまけつき)船は木の葉状態!地元の私はへっちゃらさ、しかし東京から来た乗客はすでにゲロゲロ状態。沖に出ても2m程の波で結構な揺れです。しかも波しぶきと走行風で殆ど台風状態!!ウインドブレーカーが防水されていなかったのでパンツまでビショビショ。寒くないのが幸いでした。

 そして走ること1時間15分でポイントに到着。陸地は愛宕山(犬吠埼灯台の裏山、標高74m)が僅かに見える。水深は120m。底から30mの範囲をジャークで探る。潮が2枚潮なので途中まではとんでもない方へ流れて行くが、底をとり糸ふけを取るとほぼ真下にジグが位置するようになる。こういうときは、重く、小さく、水の抵抗を受けにくいジグがいいのだろう。上げてくるときには、上潮に乗った時にものすごく重くなり巻き上げが大変でした。ペンの6500よりも9500クラスが欲しい!

 ロッドが16ポンドクラスなのでハイピッチショートジャークはできないので(アクションがつかないという意味です、やってもロッドは折れたりはしません)、ややスローなロングジャーク&フォールで始める。160gでもいけることを確認し、200gぐらいまでなら無理をしなければ大丈夫と思いました。次回は200gも用意しよう。

 反応がなく移動しながら何カ所か探ってみる。船頭から、ボトムバンピングの指示が出る。ボトムを探りながら時折20m〜30mを探るが反応は無い。1時間半程でポイント移動。やはり水深は120m、又ボトムバンピング&ジャークで探るが反応は無い。疲れが出始める。

 10:00過ぎに大移動でさらに沖へ。愛宕山も見えなくなり、水深は150mに。やはりボトムバンピングで探るが反応は無い。魚はいるみたいだが(魚探には反応有り)明らかに活性が低い。

 小移動のために巻き上げていると、途中からちょっと重くなる。うん?なんだ?っと思っていると赤目サバがヒット!船中1匹目をゲットする。型も良く、50cm近い大物だ。移動後もったいないが、ハンティングナイフで3枚におろして短冊にして、ジグのフックに付けて、半餌釣りにした。そして2度目のバイト。のるか!っと思ったがこずかれただけで終わってしまった。他の乗客にも切り身を分ける。みんな餌釣り師だー!!

 そしてさらに小移動後、私に3度目のバイト。よし!のった!!巻いていて1kgに満たない小物の手応え。引き上げてびっくり、水深150mからサメが上がってきた。鋭い歯が怖いので、ナイフで口を切り裂いてはずす。とりあえず、船中2匹目でした。私にはその後バイトすらなくなりました。船中3匹目は他の方が50cm程の赤むつを1匹で、それが最後の魚となる。1kgあたりセリ価格(浜値、と言います)で\2,000はくだらない高級魚です。東京あたりの料亭で使われます。庶民の口に入ることは自分で釣る以外は不可能じゃないかな?

 帰り際、銚子沖の大根の水深50m〜60mで100gほどのジグで何かを狙うが(イナダか?)さっぱりでした。

 翌日、筋肉痛でまいりました。ディープジギングってすごくきつい釣りです!

 

   余  談

 大根から波崎漁港までは約5マイルですが、その間、船頭と二人で操舵室で釣り談義!おかげで台風みたいな波風にさらされずに済み感謝感謝(他の乗客にはなんかきのどくをしたような気がしましたが)。
 船頭は完全自動操舵でレーダーを見ているだけ、港の入り口まで一切舵には触っていませんでした。又、モニターには自分の船のコースの他に何隻かの船のコースも表示され、まさにハイテク!を感じました。
 その時の船頭の話によるとポイントに着き水温を見て、今日の釣果は推測済みだったそうです。前日の日曜日は水温19度で一気に2度も落ちると魚は活性が下がり、底に張り付いて食い気が無くなるそうです。しかし、第2東洋丸はイナダ等の小物(失礼!)は狙わないので、ひたすら大物のバイトを待って粘ったと言っていました。でも、イナダでもほしくなるような渋い状況は結構きついです。

又、船頭の話によるとルアー客を最優先しているそうで、ルアー客がいるときには餌釣りには出船しないと言っていました。イカの時期にも第1東洋丸の方で客があぶれても、ルアー客が1人でもいれば断ると。そうすることで「ルアー船の第2東洋丸」と位置づけしていこうとしていると話されていました。

12月以降はディープジギングの釣り物がいなくなるので、アイナメ狙いで餌&ルアーの混成で(右舷、左舷に分かれて)出船するとのことです。うーん、これもまた面白そうだ。ジグに赤イソメをつけると釣果が良いそうです。ジグでアピール&餌で食わせるって感じでしょうか?