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99/09/14 05:30−11:30
波崎〜犬吠埼沖 <カ〜ツオ〜>

 今回は今年好調のカツオのキャスティングに行って来ました。

 状況的には下降気味の気配がある中ではあるが、まだまだいけそうなので期待をしていました。船は茨城県波崎港の第2東洋丸です。出船前に船長と話したところ、波崎の風力発電前から流していくとの事でした。状況によっては飯岡沖にまで南下するとも言っていました。
 ともあれ早朝05:30に出船です。この時期ですと薄暗いですね。

 20分ほどで風力前に着き、ナブラを探すがまったくなし、魚探で探り、さっそくキャスティング開始!
 何投かするも反応は無い。船長からの指示があり、水深10m付近にいるので沈めてから早巻きかショートジャークでとのこと。ここいらで水深は15m程なので、皆キャスティング&フォールからリトリーブに変えたりバーチカルにしたりと攻めまくるが、誰のロッドもしならない。私も一応ジグの28g−60gを試すがだめだ。所々移動をしながら南下していき、やはり魚探に反応はあるのだが口を使ってくれないようだ。

 しばらくして、一気に犬吠沖まで15分ほど南下する。周りはカツオの曳き釣り船(トローリングの事です)で一杯の所だ。この近辺は水深20−25m。
 漁船をかわしながら皆一斉にキャスト開始。ほどなくして皆のロッドがしなり始める!っが、あまり続かない?所々場所を変えるが、ナブラもなく鳥山も穏やかである。鳥がほとんどさす(海面に突っ込む)事もない。うーん、思った以上に状況は良くなさそうだ、
 しかし皆賢明にキャストしまくる。1本釣れると船長から檄が飛ぶ。「群を船から遠ざけるな、休まずに投げ続けろー」っと。私はここでは、ポップクイーンの12cm(10cmか?)で必死にトップを巻き続けた。あれ、ポッパーを投げているのは私一人??
 そこでようやく待望のヒット!残念ながら、ヒットの瞬間はうねりの向こう側で目にすることはできなかった。口切れをさせないためにポンピングは行わずにリールの巻き取りだけで寄せて抜き上げる。すぐにポッパーをはずしにかかるが、上針が邪魔でポッパーを掴めなくて結構手こずってしまった。すぐにエラと尻尾の付け根に傷を入れ(切っただけだけどね)血抜きをして海水を張ったタルにほおりこむ。

 2本針は手返しが悪そうなので、今度はジグミノーに換える。何度か投げていると又ヒット、なんなく取り込み2本目もしめる。なんか、釣れたらすぐにしめていたのは私だけみたいでした。皆は船上に放り投げてすぐにキャストしています。しかし、それも問題が無いわけではないのですが‥‥。
 私は左舷の中程でしたが前の方に比べて低いので、皆のカツオが私の足下に寄ってきてはバチバチとはねているのです。結構めいわくなんですよねー、これが。周りは血だらけになり滑るし、踏んで転倒しないように気遣うし!少なくともタルにでも入れてくれー!っと言いたい。(人のことも考えろよなー、ブツブツ。移動の時に自分のは拾いにこいよなー。)とまー、それでも必死にキャストしてはいましたが。

 そうこうしていると、40gのジグを投げているとガツーンときつい当たりがあり、結構大きいのがかかったようだ。これがなかなかあがってこない。少し巻いては一気にドラグを出されて一向に浮く気配がないのだ。ちなみにドラグは3kgに設定してある。ロッドは満月の様にしなり、バットまで曲がっている。あれー?カツオではなく、もっと大きい青物かー??周りも異変に気づき「慎重に」との声がかかる。肘にかけていたグリップエンドを下腹に変えて戦闘態勢は万端にする。ポンピングとリーリングで徐々に浮かす。
 「バキッ」変な音とともにリールのハンドルの折り畳み機構が弾け飛ぶ!ハンドルはぶらぶらで巻き取ることが不可能になってしまった(T T)ゲーっと思いながらとっさに隣の人に(サポートに来てくれていました)ロッドを預けて、ラインをつかんで引っ張り上げてようやくういてきました。(ジギング用の皮のグラブをしていてよかった)しかし、あがってきたのはカツオ〜ではありませんか。型は2kg以上の良い型でしたが、見るとフックが腹に刺さっていました。道理であがってこないはずです。ちょっとヒラマサかワラサを期待していましたよー。残念。
 隣の方、お礼も言わずにごめんなさい、この場でお礼を言っておきます。

 さて、壊れたリールはさっさと交換、PENNの6500SSにしました。これはジギングに使っているものです。しかし、これも問題が‥‥。リールのパワーが魚に対して強すぎます。なんなく巻き取れて、あがってしまうのです。おもしろくない!?

 途中、足下から離れていくシイラをジグミノーでゲットしました。  結局食い渋りの中、トップの人の1/3位しか私は釣れませんでした。しめるのを後回しにすればもう少し数は伸びたはずですが、美味しく食べるためにはいたしかたありませんね。

 今回の釣行にあたり、アドバイスを頂いた「下手な鉄砲」さんにお礼を申し上げます。


 ラインはナイロンの20lb+ショック30lbのがいいみたいでしたねー。PEだとバイトの時に弾いてヒットに持ち込めない事が多いみたいです。PEを使うのでしたらソフトなチップでベリーからバットにかけてはしっかりした7ft前後のものがおすすめです。
 基本的には早巻きですが、時にはミドル位にリトリーブスピードを落とした方が良い場合があります。ロッドを立ててスキップやスプラッシュさせたり、寝かせて水面直下を引いたりと変化を付けましょう。
 食いが立っているときは何をやってもヒットしますが、渋い時にはトゥイッチやジャークや時にはポーズも混ぜると有効です。

これから(来年かな?)行く人に一言。

 乗船したら一番先端に陣取って、キャスティングの時には舳先で投げましょう。場所による釣果の差は歴然と出ますからね。

釣果カツオ5〜6本(カツオは匹で数えてはいけません!本と数えましょう)
正確な本数はわかりませんでした。
家に帰って昼寝をして起きたら、すでにさばかれていたんですー!ですから今回は写真はありませーん!
 シイラ1匹
タックルリール旧旧アルテグラ5000+PE2号+ショックリーダーナイロン30lb(リールがパワー不足です)
PENN6500SS+PE4号+ショックリーダーナイロン50lb
 ロッドダイコーSTS70ML(フルドラグ5.5kg)ジギングロッド(これしかないんですσ(^_^)
 ヒットルアー ポップクイーン、ジグミノー、メタルジグ(40gで1本、28gで3本かな?) いずれも今回は青系のカラーにヒットが多かったです。(船中)

私も含めて船中もっとも良かったのは1oz程度の小さめ(大きくてはダメ)のジグ+1/0位の大きいトレブルフック
小さいジグ(引き重りの無いという意味)で早引きですね。