ハードウェア

 コンピュータシステムを導入する際に、知っておきたいポイントがあります。目的に合ったシステムを構築するためにも大切な知識です。

【CPUの性能評価】
 CPU(中央処理装置)の処理能力はコンピュータの性能を左右する重要なものです。以下にCPUの処理能力を比較すために利用されているものを紹介します。
・クロック周波数
 一般的にクロック周波数が高くなれば処理速度が速くなる。
・ベンチマークテスト
 特定の処理をするのにかかった時間で性能を評価するもの。
・MIPS
 1秒間に何百万回命令を実行できるかという単位。命令を1秒間に500万回実行できれば、5MIPSとなる。
・FLOPS
 1秒間に実行できる浮動小数点演算の単位。
 
【記憶装置の種類と特徴】
 記憶装置(DRAMやSRAM)はコンピュータを動かすために必要です。容量を大きくすると動作が安定する傾向にありますが、その分、導入費用が増えます。
・RAM
 データの書き込みと読出しが自由に行える記憶装置。
・DRAM
 RAMの一種で、主記憶装置に利用されている。記憶容量が大きく、値段が安いというのが特徴。
・SRAM
 RAMの一種で、CPU内のレジスタやキャッシュメモリに利用されている。記憶容量が小さく、値段が高いと言う特徴があるが、DRAMより高速なデータの読み書きを実現。
種類 アクセス速度 消費電力 記憶容量 価格 記憶の再書込み
DRAM 遅い 安い 必要
SRAM 速い 高い 不要
・VRAM
 ディスプレイに表示される画像データを記憶いておくメモリ。VRAMの容量によって、解像度や色数が制限される。
・ROM
 読出し専用の記憶装置。周辺機器が認識されるのはパソコン本体内のROMにBIOSというプログラムが記録されているからである。
 
【インターフェイス】
 コンピュータ本体と周辺機器を接続するための接続部分をインターフェイスといいます。規格の違うインターフェイスでは接続することが出来ません。新たにコンピュータにバードウェアを増設する場合、インターフェイスの規格を確認しておく必要があります。
・USB
 最大127台までの周辺機器を接続できる規格。多くのUSB機器を接続する場合は、ハブを用います。現在もっとも利用されているインターフェイスです。
 
【補助記憶装置】
 主にプログラムやデータの保存に用いられる記憶装置です。SRAMやDRAMに記憶されているプログラムやデータは、電源を切ると内容が失われてしまいます。それらを保存しておくために容量の大きな補助記憶装置を利用します。
・磁気ディスク装置
 フロッピーディスク、ハードディスク
・光ディスク装置
 CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD、ブルーレイ
・半導体ディスク装置
 フラッシュメモリ(SDメモリカードなど)
 
【出力装置】
・CRTディスプレイ
 ブラウン管を使用している表示装置。同じ画面を長時間表示しつづけると、その残像がディスプレイに残る、焼付きという現象が発生する。これを回避するために一定時間同じ画面が表示されるとスクリーンセーバというソフトが実行される。
・液晶ディスプレイ
 省スペース型のパソコンやノート型パソコンで使われているディスプレイ。
液晶の種類と特徴
STN  安価で大型化、量産化しやすい。TFTに比べ、コントラストが鮮明でなく、動画などの表示速度が遅い。
TFT  高価であるが消費電力が小さい。STNに比べ、コントラストに優れている。反応速度、画質などはCRTに近く、液晶ディスプレイの主流である。
・インクジェットプリンタ
 インクを飛ばす小さなノズルが集まってプリンタヘッドを構成している。文字の形に合わせてノズルからインクを吹き付ける。
・レーザプリンタ
 レーザ光と静電気の作用でトナーを紙の上に定着させる。
・dpi
 プリンタの解像度の単位は、dpiで表す。これは、「dot per inch」の略で、数値が大きいほど解像度が高い。
 
【入力装置】
・キーボード
 代表的なコード入力装置。キーを押すと、そのキーの対応した電気信号を発生させ、コード化してコンピュータに送る。
・マウス
 代表的なポインティング装置。
・タッチパネル
 指で直接画面を押し、その座標をコンピュータに送る装置。
・イメージスキャナ
 紙面上の文字や図形などを、ドット情報として読み取る装置。
・バーコードリーダ
 バーコードを読み取る装置。