インターネット

 「あなたのパソコンと世界を結ぶ」。そんな夢のようなネットワークがインターネットです。ここでは、インターネットがどのような技術で構築されているのか紹介します。
 
【IPアドレスとドメイン名】
・IPアドレス
 インターネットに接続されているコンピュータに割り当てられる個別の認識番号のこと。ダイアルアップでネットワークに接続する場合、IPアドレスは接続毎に異なります。
・DNS(ドメインネームシステム)
 IPアドレスは人間にはわかりにくい構造になっています。そこで、IPアドレスを人間にわかりやすい形に変換するシステムが考え出されました。それがDNSです。
    例) ***.***.68.255(IPアドレス) → abc.go.jp(ドメイン名)
 
【電子メールのプロトコル】
 コンピュータ同士、ネットワーク同士でデータを送受信する際に必要な約束事のことをプロトコルといいます。インターネットの電子メールは、2種類のプロトコルを利用して送受信を行っています。
・SMTP
 電子メールを相手のサーバへ送る時に使うプロトコル。
・POP
 電子メールをサーバから受信する時に使うプロトコル。
 
【WWW】(ワールド・ワイド・ウェブ)
 リンク(ハイパテキスト)を利用した分散型の情報システムをWWWといいます。以下にインターネットで提供されているサービスを紹介します。
・ブラウザ
 インターネットにつながっているサーバの情報を見るためのソフトウェアのこと。Internet ExplorerやNetscape Navigatorが有名です。
・ホームページ
 ウェブサイトの顔となるページのこと。日本では、ウェブサイト全体を指してホームページと言う傾向があります。インターネットの最大の楽しみは、ホームページからホームページへ次々と移動して情報を閲覧することです。このことをネットサーフィンといいます。
・HTML
 ホームページを作るために使われる言語。
・サーチエンジン
 インターネット上の情報を検索できるサービス。Yahooやgooが有名である。
・BBS
 情報交換のためのウェブサイト。自由に書き込んだり、書き込まれた情報を見ることができる。
 
【インターネット技術を利用したビジネスと電子決済】
・デビッドカード
 商品購入の時に、ネットワーク経由でカード所有者の口座(銀行などの金融機関)から相手の口座に振り込み処理が行われる。
・電子マネー
 決済に銀行などの第三者を通す必要がないので、匿名性が保てる。店舗販売での利用を主な目的としている。
・SOHO(ソーホー)
 少人数のオフィスや自宅で仕事をする個人事業者を指す。コンピュータを使って生産性を向上することで少人数での事業を成立させている。
・電子会議システム
 ネットワークを利用して、離れた場所にいる人とコミュニケーションを行うシステムのこと。 ・ASP(アプリケーションサービスプロバイダ):WWWサーバやメールサーバ、オンライン販売システムなどをレンタルする事業者のこと。利用する側は、サーバを購入する必要がなく、ソフトウェア開発の時間的なロスを短縮できます。
・EDI
 電子データ交換のこと。企業間の商取引に関する情報を標準的な書式に統一して、ネットワークを通じて交換する仕組み。受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを、あらかじめ定められた形式にしたがって電子化し、ネットワークを通じて送受信する。
 
【ネットワーク上のモラル】
 ホームページを開設したり、掲示板へ書き込みを行う場合、注意することがあります。以下に基本的なものを紹介します。
・他人を誹謗中傷してはいけない
・他人のプライバシー情報を流してはいけない
・意図的に誤った情報を流してはいけない
・チェーンメール(「このメールをできるだけ多くの人に送ってください」という内容のメール)を送りつけてはいけない
 
【電子メールのエチケット】
・送信者の氏名身分を明記する
・機種依存文字や半角カタカナ文字は使用しない
・大きなサイズの添付ファイルは避ける(圧縮するなどの対策をとる)
・人のメールを転送する場合は、本人の了解を取り、変更をしない