古の名言集
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中国の古典 - 100の名言 -
自己を高める
<大学>
 今日、少しでも新しく。明日、新しく。明後日、新しく。
 日々、少しずつ改善しよう!
 
 苟日新、日日新、又日新
<荀子>
 伝説の馬は、一日で千里も走るというが、その辺の馬だって10日もかければこれに及ぶね。
 お前さん一人いなくても、10人雇えば済むことさ。
 
 驥一日而千里、駑馬十駕、則亦及之矣
<列子>
 舟を呑み込むような魚は、支流を泳がない。
 大きな目標を持っている人は、遊んでいる暇なんて無い。
 
 呑舟之魚不游枝流
<左伝>
 快楽と安楽は本質的に名を汚す。
 遊んでばかりいたら、悪い噂くらい立つだろう。
 
 懐与安実敗名
<論語>
 一日中、食べてばかりで頭を使わない連中の扱いは難しい。
 自分の趣味さえ見つけられないような人への指導は難しい。
 
 飽食終日、無所用心、難矣
<史記>
 いっそのこと鶏の口となっても、牛の尻尾となってはならない。
 大きな組織の小さな歯車として生きるくらいなら、小さな組織の原動力となって活躍したほうが有意義ではないか。
 
 寧為鶏口、無為牛後
<荘子>
 人は有用なものの用い方を知っているが、無用なものの用い方を知ろうともしない。
 「あいつ使えねー」と言う前に、あいつの使い方を考えよう。
 
 人皆知有用之用而莫知無用之用也
<論語>
 天を怨むのでも、人をとがめるのでもない。
 自分の能力や努力、運が足りないだけさ。
 
 不怨天、不尤人
<荀子>
 時勢に合うことも合わないことも時の運である。
 過去に通用しなかったアイデアが、今なら通用するかもしれない。
 
 遇不遇者時也
<唐詩選>
 人生は意気に感じるもの。功名は誰かが噂する。
 すばらしい功績なら、自然と噂になるものだ。
 
 人生感意気、功名誰復論
<菜根譚>
 長期の安泰を期待してはならない。最初の困難にくじけてはならない。
 いつまでも楽はできない。初めてのことは失敗も多い。
 
 毋恃久安、毋憚初難
<伝習録>
 実践を通して自身を磨け。
 教わっただけでは身に付かない。
 
 人須磨在事上
<老子>
 知っているのに知らないふりをする。尊いことだ。
 相手の専門分野に口を挟んで、相手のプライドを傷つけるな。
 
 知不知、尚矣
<史記>
 夜朗(小国の国名)の王様は自分の国が大きいと思っている。
 自分の評価を、自分でするな。
 
 夜朗自大
<墨子>
 人は得意とする分野で身を滅ぼすことが多い。
 有頂天になれば失敗する。
 
 人者寡不死其所長
<列子>
 大きな道は分岐点が多いので羊を見失う。
 人生は誘惑が多いので、目標を見失うことがある。
 
 大道以多岐亡羊
<詩経>
 殷王朝の教訓とするものは遠い時代ではなく、夏王朝の世代に存在する。
 先輩の失敗を見れば、自分の注意すべきことが理解できるだろう。
 
 殷鑑不遠、在夏后之世
<論語>
 人としての信用がないのに認められた事例を知らない。
 人としての信用がなければ、仕事ができても評価は低い。
 
 人而無信、不知其可也
<説苑>
 患いはおろそかにする所に発生し、禍は非常に細かなことで起こる。
 病気は不摂生が原因で発病し、ミスは慣れから起こる。
 
 患生于所忽、禍起于細微
<礼記>
 困難に臨んだら、くれぐれも免れようとしないように。
 困難から逃げていたら成長できない。
 
 臨難毋苟免
<近思録>
 欲があるということは、剛がないということだ。
 欲望が多いということは、強い意志がないということだ。
 
 有欲則無剛
<老子>
 軽い承諾は、必ず信用が少ない。
 できないことは、できないと言おう。
 
 軽諾者必寡信