<論語>
過去を研究し今後のことを察知する。先生という者は、こうあるべきだ。
部下を持ったら勉強しよう。 温故而知新、可以為師矣 |
<三国志>
長所を貴重なものと考え、短所を忘れてやる。
怒ってばかりでは育たない。 貴其所長、亡其所短 |
<孫子>
頭のいい人は必ず利害関係を考慮している。
どんなに良いアイデアでも、必ずデメリットがある。 智者之慮必雑利害 |
<論語>
人の上に立つ者は、広い見識と強い意志を持ち合わせよ。
リーダーに必要なものは、判断力と決断力。判断を下すには、広い見識が必要。決断を下すには強い意志が必要。 士不可以不弘毅 |
<宋名臣言行録>
優しいが恐ろしく見え、厳しいが愛くるしく見える。
優しさと厳しさを兼ね備えよ。 寛而見畏、厳而見愛 |
<礼記>
リーダーの言葉は、汗のようなものだ。
リーダーの発言は影響力が大きい。 綸言如汗 |
<孫子>
相手を知り、自分を知れば、百戦しても危険はない。
大言壮語を吐く前に、自分を知り、世界を知ろう。 知彼知己、百戦不殆 |
<史記>
負けた部隊の将校は、武勇伝を語ってはならない。
失敗したら、言い訳するな。 敗軍之将、不可以言勇 |
<呉子>
可能性を見い出せたら進み、困難だと判明したら退く。
やれそうなら、やってみる。無理だと思ったら、あきらめる。 見可而進、知難而退 |
<菜根譚>
事業の基礎は経営者の徳である。
経営理念は、道徳を無視してはならない。 徳者事業之基 |
<尉繚子>
優秀な将軍は愛と威を備えている。
優秀な指導者は、威厳と優しさをバランスよく持ち合わせている。 善将者愛与威而已 |
<論語>
小さな利益を見ていたら、大事業を達成することはできない。
賄賂をもらっていたら、公約は果たせない。 見小利則大事不成 |
<三国志>
用兵の基本は心を攻めることが上策である。
部下を動かすには、部下から信頼されることである。 用兵之道、攻心為上 |
<貞観政要>
政治の要点は人材を得ることにかかっている。
優秀な部下がいなければ、強い組織は作れない。 為政之要惟在得人 |
<韓非子>
善良な役人は徳を身に付ける。
人の上に立つ者の最初の仕事は、徳を身に付けることだ。 善吏者樹徳 |
<通俗編>
疑うなら用いるな。用いたら疑うな。
疑うなら採用するな。採用したら任せよう。 疑勿用、用勿疑 |
<後漢書>
人々の中心に身を置いて誠意を示す。
リーダーなら、問題から逃げず、先頭に立って指示を出せ。 推赤心置人腹中 |
<史記>
泰山は土壌を譲らない。だから、その大きさを成立させることが可能である。
安泰な会社は人材を流出させない。だから信用を失うことがない。 泰山不譲土壌、故能成其大 |
<淮南子>
一ヶ所だけ守って、全体を忘れている。
全体を見なくちゃね。 守一隅而遺万方 |
<孫子>
勝算が多ければ勝ち、勝算が少なければ勝てない。
得意分野がなくて、どうして勝負できるだろう。 多算勝、少算不勝 |
<呉子>
兵力を行使する場合、優柔不断が最大の害である。
タイミングを逃(のが)すな。 用兵之害猶予最大 |
<戦国策>
士は、自分を理解してくれる者のために身を捧げる。
優秀な人は上司を選ぶ。 士為知己者死 |
<孟子>
天の時は地の利に及ばない。地の利は人の和に及ばない。
タイミングより立地条件が重要である。立地条件より従業員の結束が重要である。 天時不如地利、地利不如人和 |
<易経>
言行は君子の大事な事柄である。
リーダーの言うことと、やることは皆が見ている。 言行君子之枢機 |
<貞観政要>
流水の清濁はその源流に存在する。
組織の怠慢は、幹部の怠慢である。 流水清濁在其源 |
<史記>
柱に糊づけして弦楽器(瑟)を弾く。
手足を縛られて、どうして仕事ができようか。 膠柱而鼓瑟 |
<宋名臣言行録>
事を処理するには、心があってはならない。
仕事に私情を挟むな。 処事不可有心 |
<孫子>
戦いの上手な者とは、勝ち易い方法で勝つ者である。
仕事のできる人は、部下がついて来れないような指示を出さない。 善戦者勝于易勝者也 |
<孟子>
将来、大きなことをしようとしている君子は、必ず指示して呼び寄せることが出来ない臣下がいる。
大きな仕事をしようと志している人には、頭の上がらない部下がいる。 将大有為之君、必有所不召之臣 |
<書経>
考えを巡らせないで、どうして獲ることができるだろう。実行しないで、どうして成果を出すことができるだろう。
作戦を立てなくて、どうして勝てるだろう。作戦を実行しないで、どうして結果を残せるだろう。 弗慮胡獲、弗為胡成 |