古の名言集
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論語
- リーダーの心得 -
1.君子の条件
 君子たる者、落ち着きがなければ威厳が感じられない。学問を学べば見識に幅が出る。誠実で信用を得る。自分より劣った人物を友人に選んではならない。過ちに気がついたら即座に改めよ。
 君子不重則不威。学則不固。主忠信、無友不如己者。過則勿憚改。


2.学問を愛していますか?
 君子たる者は、飽食をせず、だらしない生活をせず、仕事はテキパキ片付け、自分の間違いは素直に認める。こうでなくては学問を愛しているとはいえない。
 君子食無求飽、居無求安、敏於事而慎於言、就有道而正焉。可謂好学也已。


3.先生の心がけ
 歴史を探求し、今後のことを察知する。先生という者は、こうあるべきだ。
 温故而知新、可以為師矣。


4.君子の約束
 君子について質問されたので、まずは約束を果たし、しかもその後も約束に従うと答えたよ。
 子貢問君子。子曰、先行其言、而後住之。


5.競技の目的
 競技の目的は結果ではない。力量の釣り合わない者同士を同じ競技に参加させない。これが昔のやり方だった。
 射不主皮。為力不同科。古之道也。


6.リーダーの人格
 師匠は温和でありながら厳格であった。威厳があっても猛々しくはなかった。礼儀正しく安心感があった。
 子温而氏B威而不猛。恭而安。


7.完璧な君子
 私が思うに禹(う)は完璧だ。飲食は粗末にし、鬼神にはよく仕え、普段はボロをまとい、礼装のときには身なりを美しく整え、宮殿の室内は質素なもので、田畑の用水路の整備に力を注いだ。本当に禹は完璧である。
 禹吾無間然矣。菲飲食、而致孝乎鬼神、悪衣服、而致美乎黻冕、卑宮室、而尽力乎溝洫。禹吾無間然矣。


8.四つの戒め
 師匠は4つのことを絶った。主観で物事を考えること、他人をあてにすること、頑固になること、わがままに振る舞うこと。
 子絶四。毋意、毋必、毋固、毋我。


9.人材育成
 訓練をしていない民衆を動員して戦う。これを【棄】という。
 以不教民戦、是謂棄之。


10.有言実行と恥じ
 君子は、発言に行動が追い付かないことを恥じる。
 君子恥其言之過其行。


11.能力不足
 君子は自分に能力がないことを気に病む。他人が自分のことを知らないことなど気に病まない。
 君子病無能焉。不病人之不己知也。


12.死後の称賛
 君子は人生を没してから名が称讃されないことに苦しむ。
 君子疾没世而名不称焉。


13.言葉の判断
 君子は、言葉だけで人を推挙しない。人を見て言葉を廃棄しない。
 君子不以言挙人。不以人廃言。