年末年始のすごし方 
 12月の和名は『師走』です。師走とは、お坊さんも走るという意味です。それほど忙しい時期だとということですね。
 では、年末年始にはどのような行事があるのでしょうか。お正月を有意義に過ごすためにも、年末年始の行事を振り返っておきましょう。
 以下の情報は関東地方版です。その他の年中行事はこちらから。
日付 行事 過ごし方 備考
12月8日 正月事始め ・新しい手帳やカレンダーを準備する

・正月準備のリストを作る
・12月31日までに順次作業を進める
12月13日 すす払い ・大掃除開始 ・江戸城ですす払いが行なわれた日が13日だったことに由来する
冬至 ゆず湯
運盛り
・お風呂にゆずを浮かべ、邪気を祓(はら)う

・「ん」の付く食べ物をお供えし、食べる
・日本には、強い香りで邪気を祓う風習がある

・冬至に「ん」の付くものを食べると幸運が呼び込めるといわれている。だいこん、にんじん、なんきん(かぼちゃ)、ぎんなん、きんかん、うどん等
12月28日 御用納め ・官公庁や学校は、法律で12月28日が御用納めと定められている

・官公庁の御用納めに合わせて、28日を仕事納めとする企業が多い

・門松や鏡餅などの正月飾りを飾る
・正月飾り(29日、31日に飾り始めるのは避ける)
  鏡餅…床の間に飾る(もしくは高い所に飾る)
  門松…門の前に一対で飾る
  しめなわ…玄関に飾る

  29日…二重苦を連想させるため避ける
  31日…一夜飾りは葬儀と同じであり縁起が悪い
12月31日 大晦日 ・年越しそば
   31日中に食べ終わること(朝、昼、夜いつでもよい)
   薬味のネギには、苦労をねぎらうという意味がある

・除夜の鐘
   107つ目までは31日、108つ目は1日に突かれる
・年越しそばの意味
  長寿そば/寿そば
  運気そば
  福そば
  縁切りそば
1月1日 元旦 ・おせち
  年神様にお供えする料理

・年賀状
  返事は1月7日までに届くように書く

・お年玉
  もともとは、『お年魂』と書き、年神様の魂が宿ったお餅のこと
  ぽち袋(お年玉袋)の”ぽち”とは、「これっぽち」という意味

・初詣
  氏神様か、その年の恵方(えほう)にあたる神社にお参りすることが望ましいとされる(恵方参り)
・年神様は、日の出とともに門松を目印に家に入ってきて、鏡餅に寄りつくとされる。その鏡餅を食べることで1年分の生命力を得る。しめ飾りは、しめ縄に縁起物などの飾り付けをしたもので、結界を作り、そこが神聖な場所であることを示している。

・年齢の数え年とは、鏡餅を食べた回数のこと。胎児は、お腹の中で一度食べたこととして数えるので生まれた時が一歳なのである

・昔、元旦は家にこもって年神様を「おもてなし」して、家内安全や豊作を祈った

・昔、初詣は、おせちを食べた後に行った。夜中に大挙して初詣に行くようになったのは、鉄道網が発達した明治以降だといわれている

1月7日 七草粥 ・早朝に正月飾りを片付ける

・七草粥を食べる
  セリ
  ナズナ(ペンペン草)
  ゴギョウ(母子草)
  ハコベラ
  ホトケノザ(仏の座)
  スズナ(カブ)
  スズシロ(大根)
・年神様をお送りし、正月飾りを片付ける(昔は15日だったが、徳川幕府が7日とした。そのため、関東地方では7日が主流)

・七草粥は朝食に食べるのが習わし。無病息災を願って食べられる
1月11日 鏡開き ・鏡餅を割って、雑煮や汁粉にして食べる

・鏡開きを行なうことで、正月行事に区切りを付ける
・もともと鏡開きは20日に行なっていた行事だったが、徳川3代将軍・家光の月命日と重なるため、11日に行なうようになった。この日が選ばれた理由は、1月11日が1のぞろ目で縁起がよいからという説がある
 年神様が家にいる期間のことを「松の内」といいます。もともと、元旦から1月15日までが松の内でした。徳川家光公の死後、鏡開きが20日から11日に変更されると、松の内の期間に鏡開きが行われるのはおかしいということで、松の内の期間も短縮されたそうです。松の内を7日までとする風習は、徳川幕府のお膝元である関東地方では定着しましたが、そのほかの地方では定着していません。