『オリコン THE 一番』 2001年7月30日号
−シングルも3枚目ですが。
工藤あさぎ(以下・あさぎ) 曲調が全然変わって。今まではノリノリだったのが、今回は聴かせる感じ。市の内容も聴いて欲しいなと。
久志麻理奈(以下・麻理奈) レコーディングで1回歌ってみたら、カラオケ症候群というか、
声を出せばいいって感じだったんですね。でも、詩を一度朗読してから歌うと、”会いたい”ってところは
気持ちが上がるし、”寂しい”なら下がる。感情をちゃんと込めると、歌い方に対する気持ちが変わりました。
奈良沙緒理(以下・沙緒理) 麻理奈、大人になったなー(笑)。私も前は、気持ちより先に声を出して”歌っちゃえ”っていう。
とりあえずスッキリするために、というのが大きかったけど、今回は”伝えるために歌う”というのを考えましたね。
吉川茉絵(以下・茉絵) 気持ちはあっても、伝えることは難しかった。が、しかし(笑)、今回はハモリました。
でき上がったのを聴いて、我ながらビックリ。
−あまりに美しいハモリで?
茉絵 ええ(笑)。”Ace Fileどうした?”って感じ(笑)。
−詩の話が出ましたが、こういう駅や電車での出会いってあります?
沙緒理 中学の時、毎日同じ電車に乗ってくる少年に、密かに恋心を抱いてたワケですよ(笑)。
でも、その人がある日、電車の中で参考書を読んでるのを見たら「6年生の算数」と書いてあって、”あ、小学生?”と(笑)。
私立の小学校だったみたい。2コぐらい上だと思ってたのに。小学生の割には老けてたんです(笑)。
それ知った時点で・・・・・。相手は何才でもOKだけど、小学生はどうかと(笑)。
麻理奈 私も高校1年の時、同じ車両にすごく素敵な人がいました。バッグに「○○高校サッカー部」と書いてあって。
で、ある日、たまたまテレビつけたら高校サッカーをやってて、その人が出てたからビックリ!話し掛けたりは全然しなかったけど。
あさぎ 電車で毎日会う人はいましたね。ちょっとカッコいいかなーと思って。
したら、別のところでスレ違った時があったんですよ。何かお母さんと手をつないで歩いてて、
たぶん高校生なのに、そりゃマズイだろうと思ってサヨナラ、みたいな(笑)。
茉絵 私はそういうの、ないですね。満員電車でそれどころじゃない(笑)。
いつもボーッとしてます。”学校行きたくないなー”と思いながら(笑)。
−この歌は、作詞が吉井怜ちゃんで。
沙緒理 怜ちゃんがこんな純な詩を書くなんて(笑)。どうした? いつの話だ? ホントにあった話か?(笑)
あさぎ 知り合いじゃないのに話せるようになるのは、すごい勇気があったんじゃないかなー。
茉絵 でも、怜ちゃんですよ。そりゃ、あなた(笑)、あんなかわいい子が近づいて来たら・・・・・ねえ。
−かわいさなら、みんなだって負けてないし。声を掛けたら喜ばれるのでは?
あさぎ いやいやいや(笑)。
茉絵 ない!私はありません(笑)。
−アニメの方には、茉絵ちゃんは犬役で声優もしてますが、沙緒ちゃんが前からワンワン言わせてたとか。
沙緒理 そうなんですよ。茉絵ちゃんの犬はホントにいいって、奈良は見抜いてたんです(笑)。
たとえるなら、えーっと、ムササビのように?
茉絵 その文章、どこもおかしい(笑)。
沙緒理 忠犬ハチ公をアニメ化するときはぜひ、うちの吉川を(笑)。
−「24時間日本一周」っていう、すごいキャンペーンもありますが。
麻理奈 福岡に行けるだけでもうれしいです。めったに行けないから。
沙緒理 奈良は「福岡か札幌がいい」ってすっと言ってたのに、大阪と名古屋っスよぉ。いいんですけど、(地元の)静岡に近いから。
札幌なら、時計台に行きたかった・・・・・。
−遊びに行くつもり?(笑)
沙緒理 もちろん、お仕事しに行きます。一生懸命やりますけど・・・・・あさぎちゃん、変わらない?(笑)
あさぎ 札幌のイベントは、屯田兵の皆さんに来てもらいたい(笑)。
−茉絵ちゃんは東京・横浜と近場ですね。
あさぎ 年なんで、あまり動かしちゃいけないかなーって(笑)。
茉絵 私は何でもいいです。
−年寄りネタも、平然と流せるようになってきましたね。
茉絵 けっこう投げやりなんで(笑)。
あさぎ 年を自覚してきたんです(笑)。