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『ENTERTAINMENT MAGAZINE』 2004年3月号



5歳の時から子役として活動している工藤あさぎちゃん。
芸歴古い彼女に、まずはこの仕事をしていて良かったと思う点を聞いてみた。
「いろんなことができるところですね。今日みたいに着物が着られたりとか、
この前やった映画(「集団殺人クラブ Returns」)では生首の役っていうか、死に顔のシーンもありましたし。
途中でクビを飛ばされちゃって生首になるんです。その時に死に顔のメイクをしてもらったんですけど、
そういう経験って普通できないじゃないですか。それで「あー自分って死んだらこんな顔になるのかな」とか思ったりして、
ちょっと得したような気分でした(笑)」
死に顔のシーンでも得した気分になれると明るく話す彼女は、今は学業との両立で大忙しの日々を送っている。
どの辺が一番苦労しているのかたずねると、やはり睡眠時間だという。
「前の日が仕事で遅くなっても、次の日は朝から学校だったりして。それで学校が終わったらそのまま撮影とか、
どう考えても疲れが溜まりそうな生活なんですけど、最近自分がタフなことに気づきました。それは何かというと、
寝てなくてもどんどん元気になってくるんです!変なテンションなんですけどね(笑)。
そうなってくると私はすごくタフでこの仕事が向いてるなー、とか思います。
ご飯とかもあんまり食べる時間がなかったりするんですけど。仕事で学校の時間ギリギリまでドラマの撮影とかしてて、
そのままロケに行って、午後の授業に出て、それで現場に戻ってきてまた撮影・・・・・みたいな。
それでも大好きなカフェオレだけは欠かさず飲んでます。
特にお腹が空いてもご飯を食べてる時間がない時なんかはカフェオレに助けられてますね。
私、カフェオレが飲めれば他に何も食べなくても平気なんじゃないかっていうぐらい大好きなんです!
今の私のアイデンティティはカフェオレで保たれているのかも・・・(笑)」
とにかくカフェオレが大好きだという彼女。それでも少ない睡眠時間やまともにとれない食事の対策として、
食べられる時にはちゃんと気を配っているという。たとえば納豆や野菜、ヨーグルトなど、
少しでも体にいいと言われるものはどんどん試したいとか。そんな彼女が今後目指すのは演じ分けができる女優だそうだ。
「どんな役をやっても、見てる人から「いつも何やらせても同じだな」なんて思われるんじゃなくて、
「ちゃんとなりきれてるね」って思われるような女優さんになりたいです。やってみたいのはお化けの役ですね(笑)。
他にはちょっと影のある人の役とか。この人は秘密を握ってるぞ、みたいな・・・・・」
現在「ヴィーナス・エンジェル」(TX)がOA中のあさぎちゃん。
キャストとの顔合わせの際、最初が肝心だと景気づけに飲んだのもまたカフェオレだったそうだ。
そうして、ちょっぴり人見知りの彼女はテンションを上げて行くことに成功。
そこでこれからどんな演技を披露してくれるのか、今から楽しみである。