『ドリマガ』 2003年12月12日号
「集団殺人クラブ Returns」は、どういう映画なの?
独特なテイストを持ったホラー映画です。怖い系、ビックリ系、そこに笑いの要素がブレンドされていて、
最終的には「あっ、エグい!」みたいな。人の殺し方ひとつをとっても、いろいろとバリエーションがあるんだなって、
変なところで感心しちゃいました。勉強になりましたね。そんなこと勉強したら、いけないのかもしれないですけれど(笑)。
その知識、どう活用するんだよって(笑)。
フフフ。殺し方の勉強(笑)。実践の場はないですよね。私が演じた静香の殺され方も見どころですよ。
なかなかすごいことになってます。で、死んでからがまた好評だったんです。
生首にされてオブジェみたいに飾られちゃうんですけれど、その表情が切なくて、妙にセクシーだって(笑)。
普段はセクシーだなんて言われたことないんですけどね。だから写真を撮って、いろんな人にメールで送っちゃいました。
「集団殺人クラブ Returns」は久々の演技の仕事だったんだよね。
はい。すごい久々でした。
久々の演技はどうだった?
最初はすごく緊張しました。1日目の朝は、「どうしよう、どうしよう」みたいな感じで。
でも、静香は、口数が少ない女の子の設定だったんで、セリフがわりに少なかったので、いったん現場に入ってからは、
意外と平常心で取り組むことができました。セリフがあるシーンは、やっぱりプレッシャーのかかり方が違うんですよね。
イメージDVDの「IRIS〜イーディス」は、
きっと「集団殺人クラブ Returns」とは全然違った雰囲気なんだよね。
なにせイメージDVDなので。撮影はこれからなんですけど(※インタビュー時点)、笑顔で海辺を走ってる、
みたいな感じになるんですかね(笑)。ホラータッチのイメージDVDというのも、変わってていいかもしれないですけれど。
どこで撮影する予定なの?
オーストラリアに行かせてもらえるらしいんです。私、初めてなんですよ。海外に行くの。
じゃあ、そういう点でも、楽しみだね。
「自然の前では、人間はなんて無力なんだろう」って、感じてこようと思ってて(笑)。
ハハハ(笑)。アウトドア派なんだ?
いえ。まったくのインドア派(笑)。どちらかといえば引きこもり気味です。
大学に入ってから、友達ができるまで、かなり時間がかかったし。
大学って、ちょっとタイミングを逃すと、自分の居場所を見つけるのが大変になったりするよね。
2年になってから、第2外国語で選択した中国語のクラスで、何人か気の合う人を見つけることができたんです。
1年の時は少ししかしゃべったことのない人たちだったんですけれど、何かのきっかけで話すようになって。
それである時、私が「1年の時、友達がいなかったんだよね」って話したら、「私も」「私も」ってみんな言い出して。
「あっ、類は友を呼ぶね」ってみんなで笑ったんですけれど(笑)。
公私共に充実してるようで。
気持ちとしては、今のうちにいろいろ体験してみたいと思ってるんですよね。
ポジティブな引きこもりなんです(笑)。