今更ながらですが最近になり原因がわかりました。(INETのおかげですね)
学生時代に理科で習った”コリオリの力”ってやつの仕業だったのですね。
簡単に解説しますと、下図を見てください。
一番左側は地球の断面です。
Aを赤道付近、Bを高緯度地方と仮定し、
北半球で説明します。
Aでは一定時間に1000km進み、Bでは500kmだとします。
(一定時間に移動する角度@は同じです)静止している状態ならばCに進むのですが、地球は回っています!
慣性が影響してなんとDみたいな進路をとってしまうのです。これが”コリオリの力”です。
(簡単に説明しているので、専門知識のある方は深く突っ込まないでねσ(^_^)
台風の経路を思い出して頂ければおわかりかと思います(台風は偏西風の影響も受けますが)。
かくして南風によって北に吹き流されるだけのはずの表層水は沖へと行ってしまうのです。
そして沿岸の潮が沖へ流されると沿岸部の潮位が下がりますよね。
じゃー、どっから減った分を持ってくるかというと、深いところの低温の海水が海底を伝って沿岸に補充されるのです。
これは”湧昇”といわれる現象です。
こうして南風が吹くと沿岸近海の水温がさがるんです。
ちなみに、島に潮流が当たるとその裏側で湧昇が起こります。
しかし一概に悪い現象でもないそうですよ。深海の栄養分を含んだ海水を表層にもたらしてくれるんですって!
逆に水温の上昇は、日光により暖められた表層の海水が北東風により”表層水の吹き寄せ現象”で沿岸によってくるからだそうです。
うーん、銚子が冬でも暖かいのはこの現象のおかげですね。西が吹くと寒い!(でも東京ほどでは無いけど)
と思っていたら、
友人から反論されてしまった!
温度が違い比重の異なる底付近の低音海水は湧昇流によって表層にくるはずがない!!と。。。
多分、減った水は川から補充されるはずだそうです。
それによって沿岸に真水の領域が出来て比重の違う海水(ここでは暖流である黒潮)が接岸できずに遠くへ行ってしまい
沿岸の水温が低下するんじゃないかと言われました。
彼自身この説を検証したわけではないのですが、
言われてみれ比重の違う水(海水と真水)を同じ水槽に入れると見事に境界線を作るように分離した実験を見たことがある私には、
上記の湧昇流よりもこっちのが本当かなー、って思っちゃいます。
いったい真実はどうなんだ〜。。。